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あらすじ
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フィリア(友愛)は、人柄が優れ、たがいに似た徳を持つ者同士に見出される人間性の善さによって結ばれた友情。
 
アリストテレスは「もし人々が友愛的ならば、正義はまったく必要ないが、反対に彼らが正義の人々であっても、友愛はなお必要だ」という言葉でフィリアを表現している。

それはヴィクトル・フランクルが「夜と霧」で紹介した、「強制収容所での生活を送った私たちには、忘れられない仲間がいる。誰もが飢えと重労働に苦しむ中で、みんなにやさしい言葉をかけて歩き、ただでさえ少ないパンのひと切れを身体の弱った仲間に分け与えていた人たちだ。」に顕現もする。
またフランクルによって態度価値と表され、「どのような状況になろうとも人間にはひとつだけ自由が残されている。それはどう行動するかだ。」という言葉に集約されている。

彼は、「そもそも我々が人生の意味を問うてはいけません。我々は人生に問われている立場であり、我々が人生の答えを出さなければならないのです。」と言って人生に対する答えに態度価値を示唆しており、つまるところそれはフィリアに帰結するのではないかと思う。
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ネオ・デビュー2024-11-30 13:35創意工夫ありし者作者のひとりごと
PSW(精神保健福祉士)、マスターズ・スイマー、PADIレスキューバダイバーです。 関西出身です。詩を書くことが好きです♪ 将来の夢は、絵本作家になることです☆彡 *作品トップ画はFacebookのグループ「Naive Art Extraordinaire」に投稿されたものです。閉じる
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