連載中·最近更新:教会本部へ·2024年11月21日 19:05
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あらすじ
詳細
 父の人生を一変させた景色は、どのようなものだったのだろう。父は一枚の絵を残して、この世を去った。願っているだけでは何も手に入れることはできない。社会に対して行き詰まりを感じていた楓月は、突然目の前に現れた咲良に促されて景色を探すことを決意する。しかし旅は思いがけない出来事や困難に満ちていた。父は何故、亡くなったのか。咲良とは一体、何者なのか。母の性格が変わってしまった理由とは何だったのか。楓月は家族の過去や咲良の苦悩を知り、行く先々で出会う人たちの優しさに触れることで変わっていく。母との確執や理不尽な社会への憤り、流されやすい世間の人たちからの圧力や絵の獲得を目論む者たちとの争い......。行く先は希望か絶望の二つしかない。はたして楓月と咲良は景色の場所に辿り着くことができるのだろうか。そして、そこで何を見るのだろうか。

テーマ
家族との死別、理不尽な社会、同調圧力、パワハラ、セクハラ、ブラック企業、裏切り、傍観者、葛藤、本当に大切にしたいものとは何か。これらを意識して書きました。

舞台
門司港、琵琶湖、福岡県の若松や宗像近郊。

登場人物
楓月と咲良、その家族、コーヒーショップ兼カウンセラーの美由紀、美由紀の父であり元社長の宗一郎、宗一郎の元秘書、元秘書の姉である飲食店経営者兼巫女、自己啓発系スピリチュアル団体の人たちetc...
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者2024-11-21 19:06ネオ・デビュー2024-11-09 12:02作者のひとりごと
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 小説家、理学療法士、複数の心理カウンセラーの資格取得。本を読み漁って知識を保有しつつも、頭が固くならないように僧侶や神主さんなど様々な職業の人たちと会話を交わし見識を深めています。
 氷河期世代の毒親育ち、父親は子どもの頃に家出をしています。大学に行くこともできず、卒業後は家を飛び出し、夜間の工場の派遣として奴隷のような扱いを受けて生きながらえ、30代半ばでようやく理学療法士として世の中に出てきました。その後、祖母と母親が死去、すでに祖父は死去していたので、これで家族全員がこの世から去ってしまいました。良識的とは言えない弟とは絶縁状態です。

活動歴
 美山の森を守るプロジェクト、美山に神社を建てる活動、京都の東山区(清水寺がある所)を盛り上げる活動、人との関わり合いの大切さを知るために傾聴僧の人たちと親睦を深める活動に参加中。
 理学療法士としては、病院(急性期、回復期)、老健、訪問看護ステーション、特養、高級老人ホームといった場所で働いた経験があり、ほぼ全ての形態を経験。

 通常、理学療法士は身体しか見ませんが、私の場合は少し変わっていて、身体よりも心の方に関心を持っています。リハビリの時間だけ無理に動かしたところで意味がなく、その人が自発的に動こうとしなければ日々衰えていくからです。
 私が心理学や仏教、そして神道に興味を持ったのは、表向きは善人でも裏では他人を物のように扱って人生を破壊し、結果的に対象者の死期を早めている現実を知ったからです。表には出ていないだけで、社会問題に発展する悪質な行為が医療と介護現場では行われています。施設に入り込み施設を蝕んでいたカルト団体の信者と争い、襲撃を受けるなどをされて警察沙汰になったこともあります。
 小説を書いたり、様々な活動に精力的に参加しているのは、そのように被害を受けた人たちの心を救いたいという思いからです。その為にも一刻も早く小説家として活躍したいと思います。
 処女作の「空と海のキャンバス」はこれまで培ってきた経験の集大成と言っても良い内容になっています。どうぞよろしくお願いします。
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