あらすじ
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この作品は契約作品となります。
毎週、月、水、金の週3投稿です!

妖魔と戦う使命を担う、四大名家の一つである薬師寺家当主である葵は、時折発生する妖魔による事件を解決する日々を送っていた。

そんな薬師寺家の地下には、約300年前に当時の当主が攫ってきた妖魔たちの王である妖狐が封印されていた。代々薬師寺家の当主だけが入れる地下牢につながれている妖狐と、封印した側の現当主である葵。
二人はお互いの置かれた特殊な状況下で恋に落ちた。
妖魔の王と退魔の姫の静かな恋。

葵と妖狐の歪な関係が続く中、ついに十年に一度の妖刻が訪れる。
妖刻とは、妖魔たちが世界の境界線を越えて攻め入ってくる魔の時間帯。
薬師寺葵は他の四大名家の当主たちと共に、人間の世界を守るための戦いに身を投じていく。
これは葵と妖狐、そして生まれながらに退魔の宿命を背負った者たちの戦いの物語。

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創意工夫ありし者2024-12-20 19:33ネオ・デビュー2024-11-25 19:36作者のひとりごと
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契約作品『禁忌の王と妖刻の姫君~月下の妖魔防衛戦~』を月、水、金の週3日で投稿中。
ノベルアッププラス、エブリスタ、ノベマ、Nolaノベル、アルファポリスでも活動しています。
「光を失った魔女の追憶」がノベリズム大賞一次通過&エブリスタ執筆応援キャンペーン「復讐/因果応報」佳作に選出。
「崩れゆく世界に天秤を」がHJ大賞2021後期一次通過&エブリスタ新作セレクション選出。
「家のハムスターの態度がでかすぎるけど、なんだかんだ助けてくれるからしょうがない?」がエブリスタの「日常に潜む謎」に特集されました。
「サヴァンロジック」をはじめ、数作品をKindleで発売中!!
よろしくお願いしますm(_ _)m
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嫌われ魔女リーゼと貧血の魔王人間による人間のための国、真人帝国エンプライヤ。
科学の発展著しいこの国では、近年魔女への風当たりが強くなっていた。
人間のための国を目指すこの国では、不思議の担い手たる魔女は邪魔な存在だった。

徐々に世界から不思議が失われていき、魔女たちの数が減っていく世界の中、紫の魔眼と不老のために周囲の人間たちから恐れられていた魔女リーゼは、自分の支配する森の異変に気がつく。
魔物の反応が数体と、この森に存在するはずのない反応が一つ。

魔物を葬り去ったあと、もう一つの反応の元に向かうとそこには金髪の少年がぶっ倒れていた。
どっかのお坊ちゃまかと思える格好で倒れている少年からは、僅かに不思議の残滓が感じられたためリーゼはこの少年が人間ではないことを悟った。
リーゼが声をかけて目覚めた少年は自分のことを吸血鬼だと主張する。
「なんかフラフラじゃない?」
「ちょっと貧血が……」
そう言って少年は自分の青い顔を手でおさえる。

貧血の吸血鬼という意味の分からない存在を連れて帰ると、吸血鬼の少年はリーゼを訪ねてきたという。
ハルムという存在を知っているかと問われたリーゼは当然のごとく頷いた。
ハルムとは不思議の王。
それは災厄をもたらす天災のような存在。
人間の持つ科学に反応しやってくる怪物。
”不思議”の集団的無意識が生み出した、科学に対抗するための生物兵器。
約一〇〇年前に大都市ヴァラガンを襲った怪物。
その際、リーゼはハルムを撃退していた。
「我は警告に来た。再びハルムがヴァラガンに迫っている。ハルムはアンタの命を狙っているぞ? 一〇〇年前に自身を撃退したリーゼを警戒しているのだ」
吸血鬼の警告にゾッとしたリーゼの元に、大都市ヴァラガンからの救援要請が届く……。

これは異質なあまり人間から嫌われた魔女と、人間が好きすぎるあまり貧血状態となった吸血鬼による珍道中!
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