あなたがギャルを好きと言ったから
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あらすじ
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好きな人がもしギャル好きだと分かったら……
私は迷わずギャル化しちゃいます!

でもギャルってよくわからない。
ヤマンバ系ギャル? よくわからないけど強そうな見た目をすればいいんですよね!
ageha系ギャル? よくわからないけど妖精の羽を装備すればいいんですよね!

こうしてギャルは今に至る。
付け爪という名のかぎ爪を装備し、バカでかい妖精の羽に香り玉を仕込んで相手を状態異常に陥らせる。
それはもうラスボスの風格だった。

好きな人の匂いを嗅ぐだけの毎日からはもうオサラバ。
ハイテンションギャルが今日も意味不明に暴れまわります。
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作品アチーブメント
ネオ・デビューネオ・デビュー2024-11-03 19:02創意工夫ありし者創意工夫ありし者作者のひとりごと作者のひとりごと
恋愛、ラブコメ小説を多く書いています。
色々なジャンルに挑戦していって得意ジャンルを見つけていきたいです
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壁に穴が開いている部屋で隣人の美少女VTuberが今日も配信をしています
壁に穴が開いている部屋で隣人の美少女VTuberが今日も配信をしています なんでこいつら配信でラブコメしているの?


 都内専門学校の声優科に通う彼女は『ささやきささえ』という名前でVTuber活動を行っていた。
 苦学生のささえは格安アパートに住んでいる。
 格安たる所以は部屋の壁に大穴が空いており、隣室が丸見えであること。

 ささえが専門学校に通い始めて1年。
 隣室はずっと空き部屋だった。
 いくら格安とはいえ、壁に穴の開いている部屋に契約する人など自分以外に居るはずないと思っていたのだけど……

「——あっ、初めまして。今日隣に引っ越してきた者でございます」

 壁からひょこっと顔を出して挨拶してきた男性。
 しかも配信中だった。

 
   『ブフォwwww』
   『隣人フラとか初めてみたわww』
   『神回確定ww』
   『切り抜き動画アップするわ』
 

 盛り上がるチャット欄。
 そして配信中に引っ越し蕎麦を置いていく男性。
 
 
 ささえの日常は終わりを告げるかと思われたが、彼女は気丈にもその状況で配信活動を続けていた。
 もちろん隣室には配信の生声が丸聞こえである。

「~~~~っ! こうなったらお隣さんにも配信者になってもらいます! 私ばっかり恥ずかしい目にあってたまるか!」
 
 日常が変わったのはささえだけではない。
 この俺——夏川翠斗もVTuberの世界に飛び込んでいくことになった。