連載中·新着更新:7 - 実践においてのみ問題なし·2024年10月22日 01:33
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あらすじ
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スラシーン市の道々に街灯の輝きが現れだしてから早10年が経った。イジー・ヴォジーシェク、スラシーン市に住む男は、あるとき真夜中の道に出歩くことに心地よさを発見した。道には、無論のことだれもいない。狂人のことを措けば、イジーの踏みしめる道はイジーが支配していると言っても違い無かった。

ある日は夜になってから降り出した雨があった。イジーは構わず出歩いた。なぜなら、夜の道はこれまで一度たりともイジーのことを拒絶したことなどなかったからだ。問題があったとすれば――その最初の拒絶が、そのときにあったことだろうか。

ダーリャ・コトラーロヴァは、そうしてイジーが出会った女だった。

それがどんなものであれ、ひとところにとどまり続けることはできない。特に意識を持つ者であればそうだ、とりわけ暴流のごとく吹く時代にあってはそうだ。ただし――我々にできることは、その流れに身を任せることだけではない。
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創意工夫ありし者2024-10-22 01:34作者のひとりごと2024-10-22 01:33ネオ・デビュー2024-10-10 03:28
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天才クール美少女と構造が大好き! 自身の能力への確信を胸に状況と世界へ烈しく影響を加えんとするひとを一般に愛しています。

背景としては理数系 (とくに金属-半導体系) でハプスブルク君主国およびその後継国家のオタクです。特にオーストリア第一共和国がお気に入り。戦間期ユーゴスラビア王国のスロヴェニア地域・クロアティア地域について詳述した本とか南北ティロール・フォアアールベルクあたりについての和書があれば紹介してもらえると喜びます。

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