連載中·最近更新:<20・作戦。>·2024年09月19日 21:20
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あらすじ
詳細
「知らなくても無理ないね。大人の間じゃ結構大騒ぎになってるの。……なんかね、禁域に入った馬鹿がいて、何かとんでもないことをやらかしてくれたんじゃないかって」

 T県T群尺汰村。
 人口数百人程度のこののどかな村で、事件が発生した。禁域とされている移転前の尺汰村、通称・旧尺汰村に東京から来た動画配信者たちが踏込んで、不自然な死に方をしたというのだ。
 怯える大人達、不安がる子供達。
 やがて恐れていたことが現実になる。村の守り神である“ジャクタ様”を祀る御堂家が、目覚めてしまったジャクタ様を封印するための儀式を始めたのだ。
 結界に閉ざされた村で、必要な生贄は四十九人。怪物が放たれた箱庭の中、四十九人が死ぬまで惨劇は終わらない。
 尺汰村分校に通う女子高校生の平塚花林と、男子小学生の弟・平塚亜林もまた、その儀式に巻き込まれることになり……。
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作品アチーブメント
創意工夫ありし者2024-09-19 21:20ネオ・デビュー2024-09-10 22:25作者のひとりごと2024-09-10 22:25
コミュニティ (0)
目次 (20)
しおり
つけとレビュー
ホラー大好き人間です。
ファンタジー系は、少年ジャンプみたいな熱血友情モノが特に好きです。

●書籍情報
『数鬼』(BEKKOホラー文庫)
『もう一度、落下』(Bookbase)

『愛の処刑台』(「5分後に歪んだ愛のラスト」収録&舞台化)
『にがい、にがい。』(「5分後にいい気味なラスト」収録)
『おまじない。』(「怪談 生き地獄 現代の怖イ噂」収録)
『最後のワンピース』(「5分後に衝撃のどんでん返し」収録)
『くる、くる、くる。』(「代々木怪談 -ノベルアップ+ 夏の夜の怪談コンテスト傑作選-」収録)

●主な受賞歴
エブリスタ主催超・妄想コンテスト 第79回「私が死んだ理由」:大賞受賞。
エブリスタ主催執筆応援キャンペーン「現代の魔法/魔術」:大賞受賞。
エブリスタ×竹書房「怖い噂」コンテスト:都会の怖い噂部門賞受賞。
エブリスタ主催:次に読みたいファンタジーコンテスト「学園ファンタジー」:大賞受賞。
エブリスタ小説大賞2023 竹書房×エイベックスピクチャーズ コラボコンテスト:竹書房賞受賞。

TANPENS×読書美人「第一回・怪談」:受賞
BookBase第2回下剋上コンテスト:佳作
アルファポリス第1回きずな児童書大賞:奨励賞
ノベルアップ+夏の夜の怪談コンテスト2023:優秀賞

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他の作品
扉鬼「どんな願いも叶うおまじない、知ってるの。わたし、オカルトとか都市伝説とかおまじないとか……そういうのちょっと詳しいのよね」  女子高校生、金沢えりいには片思いの相手がいる。幼稚園の時からの幼馴染の少年、翠川織葉だ。  ところが彼と同じ高校に通い始めてほどなくして、織葉が見知らぬ少女と仲睦まじくしている様を目撃してしまう。失恋したかもしれない――ショックを受けるえりいに救いの手を差し伸べたのは、同じクラスの優等生・紺野彩音だった。  彼女は都市伝説やオカルトが大好きらしい。彩音から教えてもらったのは、“扉鬼”という都市伝説であり、おまじないだった。  そのおまじないを実行すると、夢の中で不思議な空間に誘われるという。いくつもの扉があるその世界で“本物の扉と、それを開く鍵”を見つけた者は、どんな願いでも叶うというのだ。  織葉に振り向いて欲しい気持ちと、彼に頼らない強い人間になりたい気持ち。えりいは彩音に誘われるがまま、扉鬼のおまじないを試してしまう。  それが、世界さえ滅ぼしかねない、恐ろしい呪いであるとは露知らず。  これは、終わらない悪夢の世界に閉じ込められた少女の、呪いと恋と、成長の物語。 ※更新は基本「火・木・土・日」の予定です。
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