完結·新着更新:第41話·2024年08月31日 13:57
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あらすじ
詳細
主人公佐藤怜は、アマチュアボクシングインターハイでタチの悪いボクサーに絡まれたところを、天才ボクサー佐藤拳聖に救われる。玲は拳聖に憧れ、静岡県の私立定禅寺西高校へと入学する。しかし、ボクシング部は不祥事により活動を停止し、肝心の佐藤拳聖もモチベーションの低下によりボクシングをやめていた。絶望する怜は、夢と現との間でボクサーの幽霊LとJに出会う。二人の幽霊は、玲に二つの未来を見せ、ボクサーを目指すか諦めるかを選択させる。迷った末、玲はボクサーとしての道を選ぶ。すると二人は、玲に“試練の天使”を派遣し、その試練を乗り越えられたとき、願いはかなうと言い残す。翌日の放課後、男達に追われる少女を玲は身を挺して救う。すると少女は、怜から受け取ったタオルを拳に巻き、あっという間に男達をノックアウトする。近くの公園で、少女から手当てを受ける怜。するとそこに拳聖の姿が。そこでその少女が拳聖の妹、佐藤玲於奈であることが判明する。玲於奈は、“いえでしていた”拳聖に激怒し、家出の途中であった。玲於奈と玲はそれぞれの目標を実現するため、ボクシング部の復活を目指す。その条件として石切山教諭から提示されたのが、興津高校との対抗戦での勝利であった。紆余曲折の末仲間を集めて拳聖を復帰させ、そして自身もフライ級代表として対抗戦に出場することになった玲。玲於奈の指導に初心者ながらも食らいつき、成長していく。そんな中、拳聖が眼疾により引退したことを玲は知る。玲と玲於奈は迷いながらも、最後までボクサーとして燃え尽きたいという拳聖の真意を知り、その願いを尊重することを決める。試合当日、順調に勝利を重ねる定禅寺西。玲は敗れるも善戦し、確かな成長の足跡を示す。最終試合は拳聖。左目の眼疾に苦戦をしながらも対戦相手をKOする。試合後、拳聖は目の治療のために渡米。玲は玲於奈に告白し、柔らかな口付けを交わす。閉じる
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創意工夫ありし者2024-08-31 13:57ネオ・デビュー2024-08-25 11:43作者のひとりごと
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イメージの風母親の過干渉の中生きる一人の少年の心の支えは、学校で前の席に座る少女日南さんの下着の色と、ガレージで見つけたナイフ。
このナイフを手に、ガレージの中で日南さんに対する加虐的な妄想にふける毎日を過ごす。
しかし日南さんに、その視線に気づかれたとき精神のバランスを崩し、街で不良たちに暴行を受ける。
自身を守ろうとナイフを手にしようとする少年に対し、ギャル系少女が不良たちを瞬く間に叩きのめし、ナイフの正しい使用法を少年に説き、ナイフを少年からもらい受ける。
その少女の姿に強い印象を受けながら少年が再びガレージに足を運ぶと、そこに一台のバイク、ゼファーの存在に気が付いた。
その存在に魅入られた少年は、母親の不在時、多摩川の河川敷でそれを走らせようとするが、上手くいかない。
そこに現れたのが、渋谷で少年を助けた少女スゥ。
スゥは少年をわんこくんと呼び、ゼファーの操縦方法を教える。
スゥはある人物を探しに、北海道から家出してきたという。
自由を手にするためゼファーに乗ってスゥの旅に同行し、その旅の中で少しずつ大人になっていく。
名古屋でスゥの探し人、モッチを発見した二人だったが、自身の音楽業界での成功のためにスゥを一方的に捨てる。
スゥは自殺を試みるが、少年と、モッチのマネージャー畠山の処置で一命をとりとめる。
少年は畠山からこっちの居場所を聞き、京都でモッチを殴り飛ばす。
回復したスゥは、少年の本当にしたいこと、十年前に家を出て行った父親に会いに行こう、という。
しかし、父親はすでに別の家庭を築いていた。
自暴自棄になる少年だったが、スゥ、そして偶然出会った父親の息子、すなわち義理の弟との交流の中で、徐々に父を許していく。
そして二人は、シュウ、スミレという本名を名乗りあい、名古屋の空港で別れる。
そこでシュウは、同じく家を出ていた姉と出会い、姉とともに東京へ帰っていく。
一回り成長した少年の姿が、そこにはあった。
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