連載中·最近更新:病み上がりと休息·2024年09月17日 20:27
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あらすじ
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不治の病を宣告された天才科学者・シェリーは、冷凍睡眠に就いて治療薬の開発を待つが、目覚めたのは千年先の未来だった──…。


かつて貧しいながらも愛情を注いでくれた両親に、恩返しがしたい。仕事一本だった人生を、彼らとの時間を大切にする日々に変えたい。

その願いも虚しく、シェリーを待っていたのは彼らもとっくに逝去した、人類滅亡の危機に瀕した世界。
そして自らの開発した人工知能・モモカと、偶然の通りすがりから行動をともにすることになった没落令嬢、翡翠。


シェリーの目覚めが途方もなく遅れた事情には、未知の戦争が関わっていた。

それによる資源の不足、深刻な飢饉、所有者不明の攻撃的ロボットの出現は、未だ人類をおびやかしている。


「世界がこんなになったのは、西に棲む戦争を司る悪魔の仕業なんだって」


生きる意味も希望もなくしたシェリーに、翡翠は言った。


西へ行って、世界を壊した悪魔の正体を突き止めてみないか?


…──と。



西には両親の眠る墓がある。それに、悪魔という科学では証明出来かねるものを、科学者としては素直に信じるわけにいかない。…………


東から西へ──…
自身の科学の産物である移動基地を走らせて、シェリーは、翡翠、そしてモモカと、悪魔の正体を暴く旅に出る。
 

人類を未知の戦争に駆り出し、地上の資源を奪い上げ、謎のロボットを散りばめたのは、本当に悪魔か?


それとも、…………
 
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創意工夫ありし者2024-09-17 20:27ネオ・デビュー2024-08-07 19:43作者のひとりごと
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