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あらすじ
詳細
死者はナイフを突き立てる。
この世界で生きていた証を刻むように。
2024年、現代日本。
時の流れとともに文明が発達し、その都度人々の生活は移り変わってきた。しかし古来より現在まで、世界中のありとあらゆる場所において、何百年経ようとも決して変わらないものがある。
死だ。
死は生きとし生けるもの、全てに平等に訪れる。
決して逃れることができない、それが死。
ゆえに人々は考える。
人は死後どうなるのだろうか。
未知なるものへの恐怖から、あるいは救いを求める期待から、さまざまな幻想を抱くが、多くの場合、このようになるはずだ。
もしも今生に何の未練もなく、怨みや後悔もないならば、天に上がって輪廻転生の輪に入るだろう。その逆ならば、地底に堕ちるだろう。
では、そのどちらにも行けない者は?
怨霊と化して、地上をさまようしかないだろう。
「冗談じゃねえ。怨霊なんて、どいつもこいつももれなくクソだ」
安倍隼人、17歳。
夢は、目立たず平穏に生きること。身長がもう10センチ伸びること。
霊を視、その声を聞き、ぶん殴れる彼は、今日も牛乳パックをすすりながら望まざる怨霊事件に巻き込まれていく――。閉じる 応援チケット
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創意工夫ありし者2024-11-09 08:01作者のひとりごと2024-08-27 08:41ネオ・デビュー2024-07-09 19:14 ナイブレは、毎週火・木・土曜日に更新します。
高校時代からオリジナル小説で同人誌を作っていました。
日本ジャーナリスト専門学校の文芸創作専攻科卒。
執筆歴はそれなりにありますが、投稿歴は少なめ。
好きなジャンルは東洋・西洋ファンタジー、SF、ホラー。
読むのが海外の翻訳小説ばかりなので、そっち系の言い回しが癖づいている気がします。閉じる フォロー